ご利用ありがとうございます。青梅工場スタッフです。

​ 2月に入り、暦の上では春が近づいていますが、まだまだ厳しい寒さが続いていますね。皆様、体調など崩されていませんでしょうか。私たち工場スタッフは、皆様の大切な衣類を少しでも早く、そしてふっくらと温かい状態でお返しできるよう、日々アイロンの熱気と共に励んでおります。
​ さて、先日自宅で、子供が机に向かって一生懸命に『三匹のこぶた』の読書感想文を書いていました。こぶたにはこぶたの、オオカミにはオオカミの「正義」があるのではないか。そんな視点で原稿用紙に向かいう子供の横顔を見ていたら、ふと自分自身の「親としてのあり方」についても考えさせられることがあり、少し個人的な想いを綴ってみたくなりました。

子育ての「正解」をめぐる迷い
​ 子育ては、本当に難しい。親が二人いれば、考えが違うのは当たり前のことだけれど、そのちょっとしたズレに、日々頭を悩ませる。
​ 勉強やマナー、友達付き合いといった大まかな方向性は同じでも、いざ日常になると接し方は驚くほど異なる。例えば、ごはんの食べ方ひとつとっても「お茶碗の持ち方や姿勢」が気になる私と、「残さず楽しく食べること」を大切にするパートナー。本来、お互いに足りないところを補い合えればいいけれど、つい「どうしてそこを注意しないのか」と不満が出してしまうこともある。それぞれ違う環境で育ってきた二人だからこそ、自分の「当たり前」を譲るのは案外難しい。
​ 特に関わり方で悩むのは、学校での出来事。私は「可愛い子には旅をさせよ」という気持ちで、子供が辛い思いをしていても、自分の経験を語るに留めて見守りたいと考える。自分でどう受け止め、行動するかを見届けたいからだ。一方でパートナーは、子供が傷ついているなら学校へ連絡してでも解決してあげたいと、積極的に動こうとする。いじめの問題などもあって、親の関与の境界線を見極めるのは本当に困難だ。
​ 意見が分かれるたびに、私たちは話し合い、最終的には、本人に「どうしてほしいか」を問いかけることにしている。親の正義を押し付けるのではなく、本人の意思を確認することが、大切だと思うからだ。幸い、本人は「学校は楽しい」と笑顔で出かけていくので、その姿にホッとしている。
​ 親の接し方は、子供の心や行動の土台になっていく。だからこそ、大人たちが「これが正解だ」と答えを一つに絞らせようとして、子供が自分で考え、自信を持つチャンスを奪っていないだろうか。そんなふうに自問自答する毎日だ。
​ 完璧な親にはなれないけれど、このもどかしさも抱えながら、子供の心に寄り添い、一歩ずつ進んでいければと思う。

子供が読書感想文を書く横で、綴ってみたが、本人に読ませるには少し恥ずかしい内容になった。この文章は、そっと引き出しにしまっておこうと思う。完璧ではない親の、ありのままの気持ちとして。

クリーニングも子育ても、正解が一つではないからこそ、心を込めて向き合いたい。そんなことを思った冬の夜でした。

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